蒸しタオルで毛穴をうまく開けない原因のほとんどは「時間」と「温度」にあります。
今回は、蒸しタオルで毛穴が開かない原因と、蒸しタオルで毛穴を開いてキレイにする正しい手順をお伝えします。
また毛穴を開くとデメリットも多いので、『毛穴を開かずにキレイにする簡単な方法』も合わせてご紹介するので参考にしてみてください。
蒸しタオル(ホットタオル)で毛穴が開かない原因
蒸しタオル(ホットタオル)で毛穴が開かないのは、下記2つの理由がほとんどです。
蒸しタオルを顔に乗せておく時間が短い
蒸しタオルを顔に乗せておく時間が短いと、皮膚が柔らかくなりきらないので毛穴が開きません。
蒸しタオルで毛穴を開くには、肌をしっかりと温め血流を良くして皮膚を柔らかくすることが大切です。
毛穴が開くまで皮膚を温めるには、最低でも2~3分間程度は蒸しタオルを顔に乗せて、顔の表面温度を高いままキープするようにしましょう。
蒸しタオルの温度が低い
蒸しタオルの温度が低かったり、冷めてしまったタオルを顔に乗せ続けていても毛穴を開くことはできません。
室温やタオルの厚みによっても違いますが、1枚の蒸しタオルでは温かい状態をキープできないので、最低でも2枚の蒸しタオルを用意して、冷めてきたら交換する必要があります。
交換用の蒸しタオルは「おしぼり」のようにクルクルと丸めておけば冷めにくくなります。
蒸しタオルで毛穴を開くときの注意点
ヤケドに注意!
蒸しタオルはタオルの厚みや絞り具合などによって、熱さが異なるのでヤケドには注意が必要です。
特に電子レンジを利用して蒸しタオルを作った場合は、部分的に高温になっていることがあるので十分に注意してください。
すぐに保湿することが重要
蒸しタオルを利用してスキンケアした後は、急激に肌の表面にある水分が蒸発し、肌内部にある水分まで一緒に奪われてしまいます。
蒸しタオル後は肌の表面にある水分が蒸発する前に、間髪入れず保湿ケアを行いましょう。
頻度は1週間に1~2回まで
蒸しタオルによる毛穴ケアが上手くいくと頻度を増やしてしまいがちですが、やり過ぎると肌への負担が大きくなってしまいます。
蒸しタオルなどのスペシャルケアは、1週間に1~2回程度に留めて、肌への負担を最低限に抑えるようにしましょう。
蒸しタオルで毛穴を開かせて毛穴をキレイにする正しい手順
蒸しタオルを利用した毛穴ケアはスペシャルケアなので、間違った方法で実践すると肌に大きな負担をかけてしまいます。
肌に負担がかかると皮脂が過剰に分泌され、蒸しタオルの意味がなくなるどころか、毛穴の詰まりを悪化させてしまうので下記の正しい手順に沿って行うことが大切です。
蒸しタオルで毛穴を開かせて毛穴をキレイにする正しい手順は次の通りです。
- STEP1クレンジングしてメイクや汚れをしっかりと落とす
まず始めにクレンジングでメイクや汚れをしっかりと落とします。
メイクも蒸しタオルで落としやすくなると考えがちですが、メイクには油分が含まれているため落とせないばかりか、毛穴の奥にメイクを追いやってしまう原因にもなってしまいます。
またオイルクレンジングは肌への負担が大きいので、ジェルタイプやクリームタイプのクレンジングを使用しましょう。
蒸しタオルでケアする日は、オイルクレンジングを使いたくなるような濃いメイクは避けるようにしましょう。
- STEP2蒸しタオルを用意する
フェイスタオルを2~3枚用意します。
45~50度のお湯にフェイスタオルを浸し、絞って蒸しタオルを作る方法もありますが、ヤケドの危険性があるのでおすすめできません。
濡らして絞ったフェイスタオルをジップロックに入れて30秒~1分ほど加熱する方法がおすすめです。
使用する電子レンジやタオルの厚さ、絞り具合などによって仕上がり温度に差が出るため状況によって調整してみてください。
- STEP3顔に蒸しタオルを乗せる
蒸しタオルを顔に乗せて蒸気で毛穴を開かせます。
蒸しタオルは顔に乗せるだけで十分効果を得ることができるので、押し付けたりしないようにしましょう。
蒸しタオルは広げて顔に乗せると1分間ほどで冷めてしまうので、1分経過ごとにタオルを交換し、3本3分間を目安に行いましょう。
- STEP4洗顔して毛穴に詰まった汚れを落とす
毛穴に詰まっている皮脂や角栓などの汚れを、しっかりと泡立てた洗顔料で洗い流します。
洗顔料は泡立てネットなどを利用してキメの細かい泡を作り、必ずぬるま湯ですすぐことが大切です。
湯の温度が高いと必要な皮脂までも洗い流してしまうため、肌のバリア機能が低下し肌荒れなどの原因になってしまいます。
私たちのカラダは必要な皮脂まで奪われてしまうと皮脂が足りないと判断して、過剰に皮脂を分泌してしまうため、かえって毛穴を詰まらせてしまう原因にもなるので注意が必要です。
- STEP5すぐに保湿ケアをする
蒸しタオルを使用した直後は蒸気で肌が保湿されていますが、たちまち肌の水分が蒸発して乾燥してしまいます。
しかも肌の表面に水分だけではなく、肌内部にある水分も一緒に奪われてしまうので、蒸しタオルを使用したらすぐに保湿ケアを施すことが大切です。
保湿ケアはオールインワンジェルのようなものではなく、肌の悩み別に適したスキンケアラインを使用するのがおすすめです。
蒸しタオルを使用した後にピッタリなのは、開いた毛穴を引き締めてくれる「化粧水」や「美容液」、そして補給した水分にしっかりとフタをしてくれる「乳液」や「クリーム」が含まれているスキンケアラインがおすすめです。
蒸しタオル後のスキンケアライン選びの条件を満たしているb.glen『毛穴プログラム4トライアルセット』には、蒸しタオル後の洗顔に欠かせない吸着洗顔料の「クレイウォッシュ」も含まれているので、一度体験しておくと今後の化粧品選びの参考にもなります。
蒸しタオルで毛穴を開くデメリット
残念ながら蒸しタオル美容法には、メリットだけではなくデメリットも存在します。
毛穴は開くよりも小さく戻すのに時間がかかるため、蒸しタオル美容法を頻繁に繰り返していると、開いた状態の毛穴が定着してしまう恐れがあります。
また蒸しタオル美容法のほかにも、温かい蒸気が出るフェイススチーマーも同様に毛穴が開くケアですよね。
開いて目立つ毛穴が気になり、ケアする頻度が増えると、さらに毛穴が広がる悪循環に陥りかねません。
つまり、毛穴ケアの理想論は、毛穴をできる限り開かずにキレイにする事となります。
そこでここからは、毛穴を開くことなくケアできる簡単な方法をご紹介していきたいと思います。
毛穴を開かずに毛穴をキレイにする3つの方法
毛穴を開いてケアする方法は、毛穴に詰まった汚れを落としやすくする効果があるかもしれません。
しかし、開いて汚れを落としやすくした毛穴は、都合良くすぐに小さくなってくれることはないので、毛穴を開かずにキレイにする方法を用いるのがベストです。
自宅で手軽にできる方法は、
を利用する方法です。
吸着泡洗顔料
手軽に取り入れられる正しい毛穴ケアのひとつとして、毛穴の中にある汚れを吸着して洗い流せる洗顔料があります。
一般的な洗顔料とは違い、汚れを吸着して洗い落とすことができるので、毛穴を開くことなくケアできます。
イオンクレンジング美顔器(イオン導出美顔器)
もっともおすすめなのが、家庭用美顔器のイオンクレンジング機能(イオン導出機能)を利用する方法です。
イオンクレンジング機能は、マイナスにイオン化した汚れを吸着するので、毛穴を開かずとも毛穴の奥にある皮脂汚れなどをスッキリと取り除くことができます。
吸着泡洗顔料とイオンクレンジング機能搭載の家庭用美顔器を上手に利用して、正しい毛穴ケアに切り替えれば、毛穴が開く悪循環を避けることができますね。
鼻の毛穴パックの危険性
鼻に貼り付けて、剥がすときに角栓を根こそぎ取る「毛穴パック」も毛穴を開くことなくケアできます。
シートパックにビッシリと付いた角栓を見ると、とても良いケアをした気分になるかもしれません。
しかし毛穴パックは、毛穴はもちろん肌への負担も大きく、鼻や頬の黒ずみが悪化するリスクがあります。
しかも、あれだけ粘着力があるシートなので、剥がす際に毛穴が広がる可能性さえあるので使い過ぎは禁物です。
毛穴ケアは保湿することがもっとも大切!
毛穴ケアといえば、毛穴に詰まった角栓や皮脂などの汚れを除去することばかり考えがちですが、毛穴ケアでもっとも重要なのは欠かさずに保湿することなんです。
普段からしっかりと保湿していれば、毛穴の中にある皮脂汚れがゆるんだ状態にあるので、洗顔など日常的なケアだけでも十分に除去できるはずなのです。
つまり緩めるのは毛穴ではなく、詰まっている皮脂汚れのほうなんですね。
もしも毛穴に詰まっている汚れが落ちないという方は、保湿ケアが足りていないので『ケアナノパック』のような毛穴に特化した保湿美容液でケアするのがおすすめです。
開いている毛穴を引き締める方法
毛穴ケアの仕上げとして、開いている毛穴をキュッと引き締めて、目立たなくするケアが必要です。
いくら毛穴がキレイでも、開いている状態だと目立つうえに汚れが詰まりやすいので、必ず毛穴を引き締めるケアで仕上げましょう。
毛穴を引き締める成分は、なんといっても「ビタミンC」です。
とはいえ、ビタミンCは肌に浸透しにくいというデメリットがあるので、浸透しやすいように改良された「ビタミンC誘導体」が配合されている化粧品を「イオン導入」または「エレクトロポレーション」機能が搭載されている美顔器で浸透させるのがベストケアとなります。
まとめ
蒸しタオルで毛穴が開かないのは、蒸しタオルを顔に乗せておく時間が短いか、蒸しタオルの温度が低すぎることが原因のほとんどです。
蒸しタオルで毛穴を開くときの注意点に気をつけて、正しい手順に沿って実践すれば毛穴を開くことはできますが、デメリットも多いので注意が必要です。
毛穴を開くデメリットを回避したい方は、毛穴を開かずにキレイにできる
- 吸着泡洗顔料
- イオンクレンジング美顔器
を上手に利用してケアすることをおすすめします。
また鼻に貼り付けて毛穴に詰まった角栓を根こそぎ取る「毛穴パック」は、毛穴ばかりか肌にも負担をかけてしまうので、使い過ぎには注意してください。
毛穴ケアは詰まった角栓や皮脂汚れを取り除くことばかり考えがちですが、毛穴ケアのカギは保湿にあります。
普段からしっかりと保湿されていれば、毛穴の中にある皮脂汚れが緩んだ状態になり、通常の洗顔だけでも十分に清潔を保てるはずなので、保湿は欠かさずにほどこすことが大切です。
そして毛穴ケアの仕上げとして、開いている毛穴をきちんと引き締めることで、汚れが詰まりにくく目立たない毛穴を作ることができます。
毛穴は意外にも見られてしまうポイントなので、しっかりとケアしていきたいですね。