最近低カロリーで美容効果が高いアーモンドミルクを利用して、ダイエットを始めようと考えている人が多いですよね。
でもアーモンドミルクはけっして万能なわけではなく、メリットもあればデメリットもあります。
そこで今回は、
- アーモンドミルク
- 豆乳
- 牛乳
を比較して、アーモンドミルクのメリットとデメリットをご紹介します。
アーモンドミルクの長所と短所がわかると、自分にピッタリなダイエットドリンクが選べるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
アーモンドに含まれている代表的な栄養成分
それではまず、アーモンドに含まれている代表的な栄養成分の特徴からチェックしていきましょう。
ビタミンE(α-トコフェロール)
ビタミンEには老化の原因になる「活性酸素」の生成を抑制する働きがあるので、体の酸化を抑えてアンチエイジングしたい人にとってとても嬉しい成分です。
私たちの体は酸化すると
- シミ
- シワ
- 肌荒れ
など、老化の進行が加速したり肌トラブルが発生しやすくなるので、ビタミンEの抗酸化作用は美容と健康に欠かせない成分といえます。
アーモンドに含まれているビタミンEの量は、ビタミンEの含有量が豊富なことで知られている「ゴマ」の約300倍もあるので、老化に歯止めをかけたい人は積極的に摂取したいですね。
またビタミンEは血流をスムーズにしてくれるので、血行不良によって引き起こされる冷え症や肩こりなどの解消にも一役買ってくれます。
食物繊維
食物繊維は腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えてくれる効果があります。
腸内環境が整うと、肌トラブルの悩みが解消したり、肌が元気になってハリがアップするので美容面でも欠かせない成分ですね。
しかも腸内環境が整って便秘が解消されれば、ポッコリお腹も改善される嬉しい効果もあります。
また食物繊維は血液中のコレステロールの濃度を低下させ、急な血糖値の上昇を抑えてくれるのでダイエットにも役立ちます。
成人女性が1日に必要な食物繊維の量は18g以上とされていますが、アーモンド100gには11gも食物繊維が含まれているので、小腹が空いた時にアーモンドをつまむだけでもかなり補うことができますね。
とはいえ適切な摂取量には個人差があるので、体調や便の様子を見ながら過剰摂取には注意してください。
ミネラル
カリウムやカルシウム・鉄分などのミネラル類をきちんと摂取しているかと聞かれると、ハッキリ答えられない人も多いのではないでしょうか。
アーモンドにはこれらのミネラル類がバランス良く含まれているので、美肌や美髪・健康のためにも手軽に補うことができます。
私たちの体はミネラル類が不足すると、
- 目覚めが悪い
- 立ちくらみする
- 肌がくすみがちでメイクがのらない
- 朝起きたときに顔がむくんでいる
- 夕方になると足がむくむ
- 骨密度の低下
などなど、健康面だけではなく美容面でも悪影響が出てしまうので、ミネラル類は意識的に摂取したい成分ですね。
ビタミンB2
ビタミンB2は代謝に大きく関わっている栄養素で、脂肪の燃焼をサポートしてくれるので、継続的に摂取すればダイエット効果も期待できます。
またビタミンB2は別名「発育ビタミン」とも呼ばれるほど成長促進に欠かせない栄養素で、
- 皮膚
- 粘膜
- 髪の毛
- 爪
などの細胞を再生する働きがあるので、美肌や美髪を目指す際には意識的に摂取したいですね。
脂質
アーモンドは1粒約7kcalほどあり、その割合の半分は脂質が占めている高カロリー食材です。
でもその脂質のほとんどは不飽和脂肪酸の「リノール酸」や「オレイン酸」といった太りにくい脂肪酸なので食べ過ぎに注意すればそれほど気にする必要はありません。
また不飽和脂肪酸は「中性脂肪」や「悪玉コレステロール」の値を下げてくれる嬉しい効果もあります。
とはいえ脂質を過剰摂取すると、胃腸に負担がかかり下痢などを引き起こすこともあるので摂取量には注意が必要です。
一般的なアーモンドの摂取量は1日に20~25粒程度が適量と言われているので、自分の体調を見ながら食べる量を決めることが大切ですね。
ここまでアーモンドに含まれている代表的な成分をご紹介してきましたが、アーモンドミルクにするとアーモンドのメリットがなくなってしまったり、アーモンドのデメリットが解消される部分も出てきます。
それではそのアーモンドミルクのメリットから見ていきましょう。
アーモンドミルクダイエットのメリット
まずはじめにアーモンドミルクは、アーモンドの栄養素を摂取したくても硬くて噛めないという高齢者でも手軽に摂取できるので「美容と健康のために!」と無理して何粒も食べなくて済みますね。
また抗酸化作用があるビタミンEを摂取できる代表的な食品であるアーモンドをゴクゴクとたくさん飲めるから、中高年の健康のためにもおすすめです。
つまりアーモンドミルクはビタミンEはもちろんのこと、牛乳と比べても引けを取らない栄養素を含んでいる優秀な飲み物ということなんですね。
しかも牛乳に含まれている乳糖(ラクトース)がアーモンドミルクには含まれていないので、乳糖不耐症など牛乳が飲めないアレルギー体質の人でも安心して飲むことができます。
アーモンドの実は1粒「7kcal」ほどあり高カロリーですが、アーモンドミルクは200ml(コップ1杯分)あたり28kcalと低カロリーになります。
牛乳200mlあたり[134kcal]、豆乳200mlあたり[92kcal]と比較してもかなり低カロリーなことがわかりますね。
またアーモンドミルクは糖質も200mlあたり[1.0g]で、牛乳200mlあたり[9.6g]、豆乳200mlあたり[5.8g]と比べるとダイエットに向いているということもわかります。
アーモンドミルクの脂質は生活習慣病や皮下脂肪の原因となるコレステロールをまったく含んでいないので、余計な脂肪がつく心配がないのも嬉しいポイントですね。
アーモンドミルクダイエットのメリットまとめ
アーモンドミルクダイエットのメリット
- アーモンドが硬くて食べられないという人でもアーモンドの栄養素を手軽に摂取できる。
- アーモンドミルクには抗酸化物質の「ビタミンE」がアボカドの約10倍の30.3mg含まれているから老化の予防になる。
- 乳糖フリーだから乳糖不耐症など牛乳を飲むことができないアレルギー体質の人でも飲める。
- アーモンドをそのまま粒で食べると高カロリーだがアーモンドミルクにすると低カロリーになる。
- アーモンドミルクの糖質は牛乳の1/10、豆乳の1/6程度なのでよりダイエットに向いている。
- アーモンドミルクの脂質には生活習慣病や皮下脂肪の原因となるコレステロールを含んでいないので余計な脂肪がつきにくい。
アーモンドミルクダイエットのデメリット
アーモンドの実にはたんぱく質が豊富に含まれていますが、ミルクにするとたんぱく質の含有量が200mlあたり[1.2g]と少なくなってしまいます。
牛乳200mlあたり[6.6g]、豆乳200mlあたり[7.2g]と比べると、その少なさがわかりやすいですね。
もしたんぱく質をしっかりと摂取したいなら、豆乳または牛乳を飲むことをおすすめします。
またアーモンドミルクは砂糖や香料などで味を整えている商品が多いので注意が必要です。
アーモンドミルクをダイエットに利用するなら、人工甘味料や白砂糖が含まれていない無糖のものを選ぶのがベストですね。
またお茶やコーヒーなどに混ぜると凝固してしまうものもあるので気を付けてください。
※成分含有量はそれぞれアーモンドミルクは砂糖不使用・牛乳は普通牛乳・豆乳は無調整の値です。
アーモンドミルクダイエットのデメリットまとめ
- アーモンドはたんぱく質が豊富な食品だがミルクにするとたんぱく質の含有量が牛乳や豆乳の1/6程度に減ってしまう。
- 市販されているアーモンドミルクは人工甘味料や白砂糖で味を整えているものが多いので注意が必要。
- お茶やコーヒーなどに混ぜると凝固してしまうものがある。
- アーモンドミルクを温め過ぎるとアーモンドの成分が破壊されてしまうので料理には向かない。
アーモンドミルクダイエットの摂取量や飲むタイミング
アーモンドミルクをダイエットに利用する時の1日の摂取量は、コップ1杯(200ml)が目安になります。
アーモンドミルクを飲むタイミングで一番良いのは、胃の中が空になって吸収率が良くなっている朝食前がベストです。
朝から冷たいアーモンドミルクを飲むと胃や腸に負担がかかるのでホットにすると良いのですが、温めすぎるとアーモンドの成分が壊されてしまうので最高でも50℃ぐらいにしましょう。
アーモンドミルクダイエットの注意点
市販されている飲みやすいアーモンドミルクは、糖分を含むものが多いのでダイエットには向いていません。
アーモンドミルクを選ぶ際には、無調整のものを自分で味変して飲むのがおすすめです。
またアーモンドミルクが健康や美容に良いからといって飲み過ぎてしまうと、ダイエットに失敗するばかりか体調を崩してしまう原因にもなるので、適量を守り継続することがもっとも大切になります。
そしてアーモンドミルクに含まれている食物繊維は摂取し過ぎると逆に便秘になったり、単純に飲みすぎると腹痛の原因にもなるので注意してくださいね。
アーモンドミルクを飲みやすくする美味しい飲み方
アーモンドミルクは基本的に牛乳や豆乳を使ったレシピをアーモンドミルクに置き換えて摂取するのがおすすめです。
例えばコーヒーに入れてカフェオレにしてみたり、スムージの材料に使ったり、美容に良い甘酒と割ったりするのも良いですね。
アーモンドミルクを使ったドリンクレシピ
アーモンドミルクカフェオレ
作者:conori8282
■材料(1人分)
アーモンドミルク / 100cc
コーヒー浸出液 / 100cc
お好みでメープルシロップ / 大さじ1~2
■レシピを考えた人のコメント
手作りのアーモンドミルクでカフェオレに♪
詳細を楽天レシピで見る
アーモンドミルク+甘酒
料理名:カフェモカ
作者:nyan260
■材料(1人分)
酒粕 / 小さじ1
きなこ / 小さじ1
アーモンドミルク / カップ1/4
ザバスミルクプロテインココア / カップ1/4
タンパクトカフェラテ / カップ1/4
朝のむあまざけ / カップ1/4
■レシピを考えた人のコメント
カフェモカにアーモンドミルクと甘酒を合わせてヘルシー仕立てに♪
アーモンドミルクをプロテインで割る
アーモンドミルクのデメリットでもあるたんぱく質をプロテインで補いつつアーモンドのメリットが得られるのでおすすめ。
料理名:ココア
作者:nyan260
■材料(1人分)
牛乳で飲むココア / 小さじ1
アミノバイタルチョコレート味 / 1包
ソイミルクプロテイン / 小さじ1
きなこ / 小さじ1
アーモンドミルク砂糖不使用 / カップ半分
低脂肪乳 / カップ半分
■レシピを考えた人のコメント
ミルクココアにアーモンドミルク&プロテインを加えてヘルシー仕立てに♪
アーモンドミルクを使った美味しいレシピの作り方
豆乳や牛乳を使用する料理をアーモンドミルクに置き換えて調理するのもおすすめ♪
アーモンドミルクのフレンチトースト
料理名:アーモンドミルクのフレンチトースト
作者:びいまま
■材料(1人分)
食パン(6枚切り) / 1枚
アーモンドミルク / 100ml~130ml
卵 / 1個
バター / 大1
【トッピング】 /
ハチミツ、メープルシロップ等 / 適量
シナモンパウダー / 適量
■レシピを考えた人のコメント
簡単朝食です。
時間があるときは、トッピングにこだわってみるとプチ贅沢な朝食になるのでアレンジしてみてください。
アーモンドミルクの南瓜ペーストスープ
作者:あけぼのマジック
■材料(1人分)
ベビー用 かぼちゃペースト / 1瓶
無添加アーモンドミルク / 60ml
水 / カップ1/4
※チキンブイヨン / 小さじ1
※ハーブソルト / 4ふり
パセリ / 4ふり
■レシピを考えた人のコメント
ひと皿で栄養補給!
アーモンドミルクプリン
料理名:アーモンドミルクプリン
作者:ジョンとポーク
■材料(約4人分)
アーモンドミルク(アーモンド効果) / 300cc
粉ゼラチン(ふやかす水は約3倍量) / 5g
■レシピを考えた人のコメント
美容・健康に。
おすすめ!無添加・砂糖不使用のアーモンドミルクを売っている場所
アーモンドミルクはスーパーやコンビニなどどこでも買えますが、毎日継続して飲むなら大手ショッピングサイトのまとめ買いがお得です。
まとめて買えば送料も無料になるので、ネット通販のデメリットもありませんね。
またアーモンドミルクをダイエットに利用するなら無添加で砂糖不使用のものがおすすめです。
下記のボタンをそれぞれ1回タップするだけで、無添加で砂糖不使用のアーモンドミルクの相場や販売状況を確認できます。
まとめ
アーモンドは栄養満点で
- 美容
- 健康
- ダイエット
に効果的だとわかっていても、毎日必要な摂取量を食べ続けるのは意外と難しいですよね。
そこでアーモンドの効果を手軽に摂取できるアーモンドミルクが男女問わずおすすめです。
アーモンドに含まれている代表的な栄養成分は
アーモンドの代表的な成分
- ビタミンE
- 食物繊維
- ミネラル
- ビタミンB2
- 脂質
など、アンチエイジングや腸内環境の改善などなど本当に多くの効果が期待できますね。
だからといってアーモンドミルクを飲み過ぎると、お腹を壊してゴロゴロするなど体調を崩すことにも繋がるので、適量を守って継続することが大切です。
ダイエットをする時に豆乳かアーモンドミルクのどちらを利用するか迷う人も多いと思いますが、それぞれの特徴を比較して自分に合ったものを選択してくださいね。
もし豆乳を利用してダイエットをすることを選ぶのなら、下記のようなソイプロテインを利用すると効率良くダイエットができますよ♪