SNSで話題になっているスキンケア法は、手軽にできて効果がありそうですよね。
でもそのほとんどが素人の人が考えついただけの危険なスキンケア法なので注意が必要です。
特に手作りでスキンケア化粧品を作る「DIY化粧品」は、美肌を目指すはずが肌荒れの原因にもなってしまいます。
そこで今回は5つのDIY化粧品を例に、手作り化粧品の危険性をご紹介したいと思います。
大切な肌を劣化させないためにも、ぜひチェックして余計な肌トラブルを回避してくださいね。
SNSで話題の人気スキンケア法は危険!肌トラブル続出の理由とは?
SNSで話題になっている人気スキンケア法の中には、とても危険な手作り化粧品があります。
手作り化粧品は試してみたくなるかもしれませんが、肌トラブルを招いて悪化させてからでは遅いので、あらかじめ危険なポイントを認識しておくことが大切です。
ハーブなど植物を使用した「手作り化粧水」
美肌効果があると言われているバラの花びらなどを使用した手作り化粧水は、見た目も可愛くてインスタ映えするので、一度作ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
しかしハーブや花びらを使用したような手作り化粧水は、1日ほどで腐敗が始まります。
植物には目に見えない細菌や土ほこり・虫などが付着しています。
つまり細菌や泥水を顔に塗っているのと同じ行為なんですね。
市販されている自然派化粧品の植物由来成分は、高度な技術を用いて抽出されているので、素人が簡単に真似できるものではありません。
自作の化粧水で深刻な肌トラブルを招いたとしても、当然誰も責任をとってくれないので、DIY化粧水を使用するのは相当な覚悟が必要です。
食品を使用した「DIYフェイスパック」
植物は細菌が付着しているから危険なのはわかったけど「食べ物である食品は安全だよね?」と考えるかもしれません。
しかしレモンなどの柑橘類の使用は、かなり危険なので注意してください。
柑橘類の果汁は、肌が持っているバリア機能を著しく低下させるので、ニキビをはじめとする肌トラブルの原因になるので気を付けてください。
さらにこの柑橘類に含まれている光毒性物質の「ソラレン」は、メラニンを増やす性質があります。
朝ごはんに
- グレープフルーツ
- レモン
- オレンジ
などの柑橘類を食べてから、外出して紫外線を浴びるとシミができやすくなると聞いたことありませんか?
これはソラレンが紫外線の吸収を高める働きがあるからです。
しかもこのソラレンの影響は食後2時間から出始め、その後7時間も光毒性の影響が続くと言われています。
つまり朝の8時にソラレンを摂取した場合、17時頃までソラレンの影響が続くということです。
このソラレンの影響は食べた時だけではなく、素手で皮を剥いた時に付着した汁だけでも影響があるという説もあります。
ようするに柑橘類を食べたり、柑橘類を利用したDIYフェイスパックを愛用するのなら、紫外線を9時間は浴びない夜にすることが大切なんですね。
コーヒーやハチミツを使ったコットンパック
コーヒーやハチミツを浸したコットンで、目の下のクマを改善する方法があります。
この方法は肌が汚れるだけでまったく効果がないとの見解を示す医師もいるほどなので、やらないのが無難ですね。
コーヒー豆を使用した「手作りスクラブ」
細かく挽いたコーヒー豆を利用したコーヒースクラブは、美肌効果どころか皮膚を傷付けるため、新たなシミの原因になるので絶対におすすめできません。
重曹を使用した手作りスクラブ
食用の重曹を利用した手作りスクラブは皮脂汚れをキレイにする効果はありますが、肌のpHレベルが低下して、肌のバリア機能が弱くなってしまいます。
また重曹には研磨作用もあるので、肌を傷つけて乾燥肌を悪化させる恐れもあるので注意が必要です。
まとめ
SNSで話題になっている人気の手作り化粧品は、低価格で質の良いスキンケアができそうな気がしますよね。
でも実際は大きなリスクを伴う危険な行為になるかもしれません。
もしどうしてもDIY化粧品を試してみたいときは、必ず皮膚の目立たない部分でパッチテストをするようにしましょう。